2/26 午前9時起床
今日はニューデリーに行く。現在私がホームステイしているところはハリヤナ州のジンドステイトというところである。
ニューデリーでは同じくウルドゥー語やヒンディー語を学ぶ同級生が語学学校に通い言語を勉強している。聞くところによると体系的なカリュキュラムで身につきやすい授業内容だという。今回のニューデリー訪問はその友人に会いに行く目的でもある。
ニューデリーにはバスで行く。正直私は不安である。これはヨギが、「デリーにバスで行くとこんなことになるぞ笑笑」、と見してくれた写真が原因である。
本来午前8時に起床して14時にはニューデリーに到着しておきたかったが、私が寝坊したのと、ヨギが寝坊したのもあって家を出発したのは午前10時である。
いつも通りバイクに二人乗りである。私はてっきりバス停に向かっていると思っていたが、ヨギがどうしてもピザを食べに連れて行きたいらしくピザ屋にきた。
すると店に設置されていたテレビにブレーキングニュースが。
[パキスタン人によるテロに対する報復処置としてテロリストの巣窟とされているPOKというカシミール地方にインド空軍が爆撃をしたというニュース。]
独立以降これまでパキスタンとインドは3回戦争しているが、両国が核兵器を所有して以降は小さな冷戦が続いていた。今回もし戦争に発展することになったら核戦争という全人類を巻き込む戦争になる可能性がある。
バス亭に到着。思った通りのバス亭である。
[バス亭とヨギ]
[ヨギが全て手配してくれた。席も取ってくれた。料金も払ってくれた。]
ヨギには頭が上がらない。私は本当に人に恵まれるなと実感する。
[バスのチケット: 車掌さんがパンチングしてくれる旧式のもの。]
ヨギが見せてくれた写真ほどではなかったが、やはりバスは混雑するもののようだ。車内は人でごった返していた。
目が死んでいると言われる私でも人の心はあるので、人の壁に苦しんでいる子供を私の膝の上に乗せてあげた。
[かわいい。]
ニューデリー行きのバス最終ストップのIBSTに着いた。そのあとはKailash Colonyにあるホテルに向かった。
[ニューデリーの地下鉄車内の様子 : 軍人さんがたくさんいたが、もしかしたら万が一の戦時に備えて移動しているのかもしれない。]
バスでも地下鉄でも街でも、スリには気をつけた。いつどこでスリに遭うかわからない。常に気を張り巡らし行動した1日だった。
そのせいか疲労は村にいる時よりもずっとひどく感じた。もう寝ることにする。