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インド二十八日目

3/15 午前8:15起床

  今日は晴天。気温は24°で日本の夏と変わらない。とは言っても朝は冷えているのでこういう日は、起きてすぐに屋上にいく。太陽に照らされながらゆっくりと目が覚めて行く過程が気持ちよくてしょうがない。

  そうやって好き勝手にしていてもニーシャたちはチャーエとビスケットを準備してくれる。沖縄の星野リゾートよりもホスピタリティーがある。

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  もちろんピクも一緒だ。今日のピクはタンスからでできた古い帽子をゲットしてご機嫌。どうしても見て欲しいらしく、この天気の中わざわざ被ってきた。

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   屋上から眺める景色は絶景。視界いっぱいに広がる小麦畑は、どこまでも続いているような錯覚をさせる。どの風景も見逃すことのないようにしっかり凝視していると牛が水浴びをしている。この村は明日出ることもあってお邪魔することにした。

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[水浴びしている牛 : なぜか写真を撮った]

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[臭い。すぐ帰った]

  また日光浴をしてゆっくりこの村最後の午後を楽しんだ。そう簡単にくることができないこの村をできるだけ楽しみたかった。

  夕方を過ぎるとニーシャが私と話してくれた。私の帰国が間近になり、寂しいのだという。必ずまた来るから最後じゃないよ、そう拙いウルドゥー語と笑顔で伝えた。ニーシャをはじめホストファミリーには頭が上がらない。

  最後に、とニーシャができる限り家の"インド的な"ものを見せようとしてくれた。これはインド文化にできるだけ触れたい、とこの村にやってきた日本人の願いに最後まで応えようとしてくれたものだと思う。

  まずはチャーエの作り方。インドといえばチャーエというくらい、どこへ行ってもチャーエは提供される。私の大学の文化祭(?)でも、ウルドゥー語をはじめ南アジアの一年生はチャーエを作ることになっている。もしよかったら参考してほしい。

  まずは水を沸騰させ

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  しょうがを擦り水に入れる。

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  砂糖をたくさんいれて(中匙3杯)

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  チャーエの葉っぱ(?)を入れる。

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  もう一度ここで沸騰させてから

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  牛乳を入れる。(完成)

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  そのあとは家でのヒンドゥー教のお祈りを見してもらった。実はこのお祈りを見る前には必ずお風呂に入って、口を水でゆすぎ、体全体を清めないとこの部屋に入ることはできない。神聖なのだ。

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[普段の棚]

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[火をつけて]

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[お祈りする。]

プレートの上には進行している神様が置かれている。

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[お祈りするピク。]

  最後の最後までホスピタリティーを忘れない成熟した村だったと私は思う。今日寝て明日の午前に家を出る。この家でよかった。おやすみ。

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