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インド二十一日目

3/8 午前10:00起床

  今日は雨。あまりいい天気ではなかった。起きてから陽を浴びる朝のルーティンを今日はこなせなかった。

  小人閑居して不善をなす、ということわざがある。しかしこの村のように、何もなさ過ぎると本を読むようになるらしい。

  これは『大学で何を学ぶか』にあった参考図書の一つ。このような成功哲学本はこれまで避けるように努めていたが、暇すぎるので読むしかなかった。

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[思考は現実化する。]

  ウルドゥー語を勉強して、ピクと遊んだ。

  午後になり、念願であったヒンドゥー教の占いをしてもらうことになった。ヨギは占い師はパスチャーだよと説明をしてくれたが、バラモンのことだろう。バラモンに属している人は教育を受ければ、占いやその他諸々の儀式を行えるようになるという。

   そもそも私は占いとかそういうスピリチャルなものは苦手だ。全く信じない。以前日本で、友達に占いを誘われた時も、占いなどに2000円出したりするのはどうもアホらしくて断った。

  しかし無料でやってくれるのと、これも一つの文化体験だと思って受けてみた。この占い師はいつも私をよくしてくれる人だ。名前はわからないが。

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[今回私を占ってくれる占い師]

    どのような占いなのか少し不安があったが、ずっと占い師は携帯を触っている。あまりやりたくないのかな??と思ったが、どうやら携帯で占うらしい。ハイテク化は宗教にまで及んでいると考えると、不思議な気分になった。

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[携帯とにらめっこする占い師とその娘]

  私の名前、生年月日、生まれた時間と場所を記入しろと言われた。

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[記入画面]

  完了ボタンを押すとこんな図表が出てきた。

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[図表]

  もちろんバラモンの教育を受けていない私は全くわからなかったが、また占い師はこの図表を用いて計算をし始めた。

   するとどんどん私に関する事について話し始めた。

勉強が途切れたことがある→浪人かな?

姉はいる→いる

健康に問題はない→良かったわ

勉強を続ければビジネスにつながる→そうなの

勉強に関係ないビジネスは服飾で成功する→え

結婚で苦労する→え

結婚するとき喧嘩する→え

気分の増幅が激しい→どうだろ

人間関係はとてもよい→よかった

お母さんは教育関係をしている→している

銀行や会計の仕事をする→まじか笑

3人の子供を産む→嬉しい

  ほとんど当たっていると言っていいと思う。親の仕事とか、どうしたらわかるのだろう。不思議になったが、そういう力があるらしい。明日、もっと詳しい情報を教えてくれるらしい。

   今日は不思議な体験をした。寝る。

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