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インド七日目

2/22 午前8:30起床

   いつもより早めに起床した。変な夢を見たのであまりいい目覚めではない。

   私は本当は浪人生として勉強しないといけないのに、いままで大学生であるという錯覚をしており、大学の記憶は全て現実のものではなかった、そして国立大学の入試まで残り3日しかないという悪夢だ。

   二度と見たくない。このような浪人の後遺症は毎年やってくるのだろうか。

  夢はさておき一昨日に引き続き読書をしていると、ヨギが深刻そうな顔で私の部屋に入ってきた。弟を日本に送りたいのだという。しかし、周知の通り日本は移民に寛容ではない。そこで私の助けを借りて日本に移住したいのだという。

   単なる大学生になにができるか疑問に思ったが、なにもできることはないだろう。

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[ニーシャが作ってくれたご飯:ハルーアという割と豪華な食事らしいが、これはヨギが私にお願いをしているから、という考えはひねくれているだろうか。]

  また別の結婚式に参加させてもらったあと、牛を見に行った。

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[牛舎:村民たちがお金を寄付して作られたもの。間違ってはいけないが、これは家畜ではない。ヒンドゥー教において牛は神聖なものとして捉えられている。その為に作られたものだ。]

またそのあと別の結婚式に向かう。まさに結婚式ラッシュだ。結婚式は三日三晩続く。

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[ダンス:花嫁側主催なので女性しか踊れない。]

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[用意された食事の一部:美味しそう]

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[新郎新婦の一族の総会 : 花嫁側の家族から新郎側の家族へお金かギフト(大体はブランケット)が送られる。]

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[花嫁へのギフトカー : この結婚式では珍しく(?)花嫁へのプレゼントも用意されている。]

  繰り返しになるがこの村は田舎なので外国人は来たことはない。結婚式でも皆の注目を浴びることになる。新郎新婦よりも目立ってしまってどこか気がひける思いだ。

結婚式には軍人さんも来ていた。

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[インド軍人(左) : こんな体で国を守れるのだろうか。]

 家に帰る途中にヨギの友達の田んぼへ。

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[田んぼ : 疲労が溜まるわたしには優しすぎる風景だ。]

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[70歳のヨギの友達 : チャンドラボースについて語ってくれた。チャンドラボースといえば日本軍とともに武器を取りインドの分離独立に寄与した人物だ。]

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  少しするとまた働き始めた。その歳になっても働いている彼にどこか強さを感じた。

  今日はもう寝る。人があまり好きじゃない私は人に会い過ぎた。

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